どうも、猫型脱穀機です。
タイトル通り、最近読んだ本について。
que-quiという友人に勧められて読んだ。たしかにとっても楽しんで読むことができるものだった。
友人の評にTB飛ばしたかったけど、mixiとかいう閉鎖環境で書いてやがって、TBできない。馬鹿なんじゃないかと思う。彼はこの小説をコミュニケーションの視点から読み解いているのだけれど、あとは、「メールの効果的な使い方とか、ユキという女の子とのこととか、音楽の話、日常の描写のうまさとか、もっといろいろな装置があって、かなり読み込める小説」と書いてた。たしかに本当に「よくできている」小説だった。とりわけ、ぼくが素晴らしいと思ったのがその音楽性だ。
ぼくはあまり文芸を語る言葉を持っていないのだけれど(と、前置きをするぼくは卑怯なのだろうか)、ぼくがあえて彼の評に付け加えることがあるのであれば、文章そのものの音楽性についてだと思う。ぼくが(特に日本の)音楽を聴くとき、歌詞の意味はそんなに重要ではない。かといって、歌詞が重要でないわけではない。歌詞は、言葉そのものの響きと、言葉の意味内容、そして音楽そのものが合わさって初めて「歌詞」になる。そういうふうにぼくは邦楽を聴いている。
この小説の文体はそれこそ軽快かつナイーブで、文体そのものが音楽的だ。そこに言葉の響きと意味内容がかぶさって、ひとつの雰囲気というか、世界を作り上げている。そういった意味で、非常にすぐれた「音楽」としてこの小説を読むことができた。お勧めです。
通称「それ町」。最近一押しの漫画の新刊。ギャグ漫画の皮をかぶったノンジャンル(何系でもない、という感じの。衿沢世衣子とか小田扉に通じる)漫画だよなー、とは前から思っていたが、5巻ではその本性をむき出しにしてきた感がある。いままでは慎重にギャグ漫画の枠組みを超えないように自覚的に書かれていた気がするのだけれど、今回はむしろ「奇譚集」の体だ。
本格的に奇譚集を作ってきたことで、ギャグ成分は薄めになっている。石黒正数は「ギャグの中での一抹のホラーや奇譚」とか、「日常に潜むホラーや奇譚」といったものを描くのがすごくうまい作家だと思う。お勧めです。
こちらは数学科出身の友人が読んでいたのを見て。フェルマーの最終定理をめぐる数学家たちのドキュメンタリー。
ドキュメンタリーだということもあり、数学分少なめ、ドキュメンタリー分多め。そんなわけで、数学が得意でないひとにも十分楽しめるつくりになっている。その一方で、「数学分」を求める人にはちょっと物足りなく感じてしまうかもしれない。ぼくはちょっと物足りなかった。ただ、「数学をめぐるお話」としてはなかなかスリリングで面白い本だった。
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オライリーの最近のやつ。
JavaScriptを日常的に書く人にとって目新しいところはあまりない。ただ、別の言語に慣れててこれからちゃんとJavaScriptを書こうとしているひとには有用だと思う。



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